三女も小学生になり、乳幼児の子育てが終わって、ひと息ついた感覚があります。
そんな中、今までの子育てを振り返ってみて、あらためて私にとっての子育ての核だなと感じた絵本について、今日は綴っていきたいなと思います。
我が家では長女が赤ちゃんの時から、絵本を中心に子育てをしてきました。
私が本を読むことが好きだということもありますし、絵本の読み聞かせは乳幼児にとてもいいということをいろんなところで聞いたので、少しずつ絵本を揃えていきました。
今では1000冊以上の絵本があります。
子どもに毎日絵本を読んであげるって大変と思うかもしれませんが、そんなことはないのです。
手の届くところに絵本があれば、毎日の習慣にするのはとても簡単です。
絵本の読み聞かせのときに気をつけていること
私が読み聞かせをするときに気をつけていることは3つあります。
ひとつは、普通の速さで普通に読むこと。
感情を込めたり、抑揚をつけて読むことはしません。絵本は文学と美術の総合芸術だということです。子ども自身が絵と文章から想像を広げ、芸術を味わっているのを私のヘタな演出で邪魔をしてはいけないと思っています。
ふたつめは、文章以外を言葉にしないこと。
読み聞かせの途中で「これからどうなるんやろうね」とか「どこに隠れてるのかな?」など、自分の感想をおりまぜるようなヤボなことはしません。
映画を観ている時に「次どうなるん?」「なんで怒ったん?」と話しかけられるほど、うっとうしいことはないからです。
また「どんなところが面白かった?」など読み終わった後の感想も聞きません。共有したかったら話してくれるし、読み終わったあと子どもの中で余韻に浸っていると感じることがあるからです。
不思議ですが、子どもには絵本の絵が動いて見えるそうです。それくらい絵本の世界に没頭しているということですよね。
最後のみっつめは、私自身が絵本に集中すること。
本を読んだら◯◯しようなどと他ごとを気にしながらや、スキマ時間に読むのではなく、絵本を読むことだけに集中します。
効率的に読んであげようとすると、ノルマのようになり私自身が楽しくありませんし、どんなにゆったり構えたように見せても子どもには伝わります。
贅沢な時間を心おきなく過ごせるように、絵本を読む以外のことは忘れるようにしているのです。
私が絵本の読み聞かせをするときに気をつけているのは、これだけです。
視点を変えると、私が声を出して絵本を読んでいるのを横で子どもが聞いているとも言えます。でもまさにそうなんです。
絵本の読み聞かせはお母さんが楽しいのです(笑)